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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
インタビューして心に残った選手
普段TV画面とかで見ているロード選手に直接話を聞く機会に恵まれ、感じること。

トップアスリートはどこか筋が通っていて違うな、と。

ちょっとばかりこちらが偏見をもっていたような選手でも、普段から好印象だった選手でも、みんな話してみると、それぞれさすが一流だな、と思う。

で、みんなスゴイことに変わりはないのだけど、おもしろいことに、そのスゴイところは、十人十色、みんなバラバラだ。

ほかの選手のデータもぎっしり頭に詰まっている人、質問が終わらないままなんでもかんでも理路整然と即答する人、めちゃくちゃストイックな人(サム・サンチェスとか)、ドMの人、、、

ブラッドリー・マッギーの場合は、競技を敷衍して人生を考える姿勢が印象に残った。

彼は、普段からひつつの事象をめぐり、いろいろ考えるタチなのだそうだ。

だからこちらの質問に対する答え方が、答えをひねる、という感じではなく、普段頭の倉庫にしまわれていることをそのまま取り出す、といった感じ。

こういうふうに考えているのか、、、そしてそれをじかで聞けるなんて、なんて役得、と思った。

彼はいわく、自分は思索深くて、Complexな人間なのだそうだ。

いろいろな考えが頭の中で熟成していているから、ぽっとこぼれた言葉でも、実体を伴っている。。
言葉だけが上滑りする感じではない。


身銭をはたいて若手育成をしていたそのわけを聞いたときのこと。(彼はポケットマネーで若い選手のプロ入りを助けていた)

彼は3つ理由をあげた。

・助けられる機会があるのなら、Why not?じゃあやろう、という自然な気持ち、

・自分は複雑なタチで、いろんなことをあれこれ思うタチ。そんな自分のエネルギーを他人のアシストのために回すというやはり自然な流れ、

・自分の子供を見ていても、姉が弟にいろいろ教えながら自分も成長しているのを感じた。人生において、人を助けることは自分にも結局跳ね返って来る。それが連鎖として続いていくといいと思う。

でも一方で、こんなことも言っていた。

・とはいえどこかで境界線は引かないといけない。(誰にでも善意を向けるわけにはいかない)僕は母国オーストラリアにお返しをしたいから、となると自分の境界線はオーストラリア。

・だけど、首を突っ込みたくて自分から嗅ぎまわっているわけじゃない。あくまでも、教えを請われれば、喜んで手を貸すという姿勢。

ーーすごく寛容な態度ですね、と言うと -

・Generosity?いや、それとはちょっと違う。誤解して欲しくないんだけど、僕はSelfish(自己中心的)ではないにしても、Selflessな(私利私欲のない)慈善家でもない。

人を助けることで自分も得ることがある。ギブアンドテイクになって、助けることで自分の発展にもなり、自分も、恩恵に浴すことになる。

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普段から頭の中でいろいろ考えている人のインタビューはやっていてこの上なく面白い。


さて、久々にマッギーの05TDRのときの写真掲載:


magi.jpg
2010.03.05 Fri | Cyclde Road Race| 0 track backs,
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