FC2ブログ
日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
「癌の疑い」と言われ
健康診断の超音波検査。
なんだかすごーく嫌な予感。
右側はスっといったのに、左側で、ずーっとローラーが止まったまま。

いや、正確には、1mmぐらいずつじわじわ操作していて、行ったり来たり。
全然終わらない。
おびえた目をしていたせいか、検査担当の人が、「すみませんね。ちょっと硬いものがあるものだから」と。

ショック・・・

さらにショックだったのは、検査終了後。
ゼリー液を拭いていたら、愛想のない検査担当者が、作り笑顔で、「もっとタオルをもってきましょうかね。大丈夫ですか?ちょっと熱いから気をつけてねー」などと妙に猫なで声なのだ。

いわゆる病人に対する憐憫のまなざし。
ぶっきらぼうなほうがこういうときは安心なのだ。

検査結果は担当医師からということで別室に移動。
結果をチェックする先生。最初は良性でしょう、、、などと軽口をたたいていたのに、おやっという目でデータをしきりに見た挙句ひとこと。

「細胞診をしたほうがいいね」
「1つだけじゃなくて、2つあるねぇ」

その場でなにやら器具が用意され、またたくまに細胞をとられる。

採取した塊も見せられる。そんなの見たくない。

傷口はばんそうこうで閉じられ、「結果は翌週」と。

超音波の担当者も、先生もベテラン。そんな彼らをもってしても、良性とはいいきれないという判断。
落ち込む。

とはいえ客先訪問を11時にセットしていた。
この日は超音波だけをやることになっていて、8:45からだったので楽勝で行けるはずだった。

おかげで時間がかかり、10分遅刻。
でも同僚が先に行って先方の話を聞いていたので問題なく。

ただ、細胞を採ったところがチクチク痛み、気になって仕方なかった。

ツーレに告白した。
が、「大丈夫だよ」
深刻ぶってくれたほうが癒される気はしたが、彼の性格上多分そんなリアクションだろうと思った。

会社にいるときはずいぶん救われた。忘れられたから。


今日、午後半休をとった。結果を聞くために。
14時からのアポだったのに午前中からの患者さんがさばききれておらず、名前を呼ばれたのは15時半。

待っている間にどんどん極度の緊張状態に。
途中大至急で返事せよ、という仕事のメールが来日中のイギリス人から入り、急ぎの順に3本に分けて返信。
これで少し救われた。
メールを打っている最中、まったく忘れていた。
が、それが終わるとまたお腹が痛くなりそう。。。

やっと名前を呼ばれた。
入室。

いつもにこやかな観音様のような先生が、書類から一切目を上げない。

「ちょっと待ってね」と書類とにらめっこでぶつぶつ言っている。

こちらの目を見てくれない。
いつもと違う!

浸潤してたら抗がん剤だろうか?
化学療法になったらどうしよう。家にしょうちゃん帽があったから、それを被ることになるのだろうか。

などと思いは飛んでいく。

先生が言う。
「すみませんねぇ」
看護婦さんにいろいろ指示。

どうやら前の患者さんのカルテだった。
で、先生、やっと私のカルテを開く。

「あ、大丈夫ですね」
腰砕けになりそうだった。
2010.03.02 Tue | Private| 0 track backs,
"shw-greenwood" template design by Shallwill