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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
山種美術館 「新美術館開館記念特別展 / 速水御舟 - 日本画への挑戦」
移転後の新装 山種美術館は、恵比寿駅から駒沢通りを広尾高校方面に10分ほど歩いた右手にある。
オープン記念は速水御舟の特別展。

竹橋の近代美術館で御舟の円熟期の作品は数点見たことがあるけれど、山種が所蔵している数は圧巻だ。

今しがた山種美術館サイトを確認してみたところ、「二代目館長の山富治が旧安宅コレクションの速水御舟作品105点を一括購入」とある。

本美術館の十八番というわけだ。
今回はそれに個人蔵のものも混じっていて、予想外に充実した素晴らしい展覧会だった。
人間の身体の観察に専念した時代のスケッチなど、珍しいものもある。

ほかにも、外遊時のスケッチは馴染みのないものばかり。
とくに、イタリアのスケッチは、自分が見たイタリアとだぶるものがあった。

渡航前後にびっしりメモした手帳の内容をつぶさに読むのが楽しかった。
その話は長くなるのでまた後日。

目玉のひとつ≪炎舞≫は、重要文化財だ。

外に上品さ、内に優しさを秘めた絵の数々。

最近絵画や芸術作品を見ながら、「この人はこんな感じの人だったのじゃないかな」などと勝手に想像したりすることがある。
御舟という人は、精神的に安定感があり、温和な人だったのではないだろうか。

描かれた花鳥の優美な線を見ながらそう思った。

以前九段にあったときは、至って小ぶりの美術館で、コストパフォーマンスはいいとはいえない感もあったが、新美術館は予想外に広かった。

サイト情報によると、展示室床総面積: 751.79㎡。
丁度赤坂の旧サントリー美術館が525㎡で、ミッドタウンに07年にオープンしたサントリー美術館が1,000㎡というから、その中間程度の広さということになる。


山種証券株式会社の創始者 山種二氏がコレクションを開始し、実際に画家との交流をまじえつつ収集したものだという。
そういう意味で、出光美術館とだぶるものがある。

山種証券株式会社は、現在、SMBCフレンド証券株式会社という名称に変わっている。
同じく種二氏が創設した山種物産株式会社は、株式会社 アサヒトラスト。

株式会社ヤマタネは、今でもその名称で存続しているけれど、今では「ヤマタネ」といえば、真っ先に美術館が浮かぶ、という人は、私だけではないだろう。


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駒沢通りを歩いて、まだかなーと思う頃、「山種美術館 もう少し先の右側です」という張り紙が見えてくる。
近所の人から道を頻繁に聞かれたための対策なのかもしれないけれど、なんとなくなごむ張り紙だ。

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2009.11.21 Sat | Art| 0 track backs,
野寺さんのブログに思わずツッコミを入れた人
先日野寺秀徳選手のブログに、キティちゃんが自転車に乗るキーホルダーの写真と野寺さんのナイスなコメントがエントリーされていて、それについて少し触れたところ、直後にこんな突っ込みが。

ところで野寺選手紹介の宇都宮キティ選手、よく見ると足が微妙にペダルに
届いていないんですよ…。 気合で乗るのでしょうか? 誰か突っ込んで
あげた方がいいかと思うのですが。 ブレーキング後に捻挫してしまうかも
しれませんね~。(From Iさん)



野寺さんの着眼点もさることながら、Iさんの目の付けどころも楽しいのですが。

私はキティちゃんの足先までは、気付かなかった。

そこで、野寺さんのブログの写真を再度見てみることにする。

本当だ。確かにビミョー。

こんなところによく気づいたものだと感嘆していたら、どうやらほかにも同じ思いの人はいたようで、同様のコメントがその後ついていた。
2009.11.21 Sat | Private| 0 track backs,
ボーヌのオテルデュー (フランス・ブルゴーニュ地方)
フランス回想)
2007年、ツール・ド・フランスがブルゴーニュ地方を訪れた際、宿をボーヌにとり、オテルデューを訪問した。

この場所は11月に行われる「栄光の三日間(Les Trois Glorieuses)」と呼ばれる催しで行われる、ワインの競りが有名、などと聞いたことがあり、訪問するのはこれで2度目。

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Hôtel-Dieuオテルデュー というのは神様の宿という意味なので、初訪問の際、ホテルとして使われていた建物を公開しているのかと思ったら、元病院=救済院なのだった。

ホスピタル(Hospital) とかホスピス(Hospice)の語源は 「host, hostess」といった意味をもつラテン語のhospes。

もてなしを表すホスピタリティ(Hospitality)も同様に、hospes=「host, hostess」という言葉から派生している。

つまり、病院=Hospitalもホテル=Hotelも、根底にHostとかHospitality (もてなし)というニュアンスを背負っており、もてなしする場所がホテルで、救済する場所がホスピタルという現在の意味の区分が成立する前の過渡期には、ホテルという言葉が救済院として使われていたとしてもおかしくない。

ちなみに、ホスピタリティの語源となったホストはラテン語のhostis=敵、からきているというのだから、ここまでくると、よくわからない。なぜ敵が迎える主人という意味に変化したのか。

唯一明確なことは、このhostisというラテン語は、Hostility=敵対心という言葉として、今も脈々と息づいている。


ところで、このオテルデューの起源は15世紀半ばにさかのぼる。
案内板にあるように、法王とブルゴーニュ公の支援のもと設立に至った。


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中に入るとすぐ、礼拝堂になっている。
病む者の心を限りなく癒したに違いない。

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ベッドは壁に沿ってずらりと並んでいる。
パイプむきだしの素っ気ないベッドを想像していたら、軽く裏切られた。

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医療用の器具の展示もあり、注射針・注入器とおぼしき道具がケースに並ぶ。

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こちらは薬瓶。
整然と戸棚にしまわれていた。

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こちらは病人、スタッフの食事をまかなっていた台所。
人形を用いて、当時の様子を再現。

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壁にかかるキリストの絵は、キリストがおこした奇跡の数々を伝えていた。
キリストのお陰で病が治癒した、といった伝説を表したもの。
病人にとって希望は薬に違いない。

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当時の様子がしのばれる。

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P1100692観戦の合間に観光

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2度目の訪問とはいえ、毎回見ごたえを感じる。

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2009.11.21 Sat | Travel-France| 0 track backs,
出張土産
某国の首都から出張者が続々帰国。
で、そのお土産の包み紙をいちいち保管している私。

”某国の首都”は、ロードレースプロチームのチーム名になっている。
そんなわけで、ちょっと捨てがたい。


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2009.11.21 Sat | Society| 0 track backs,
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