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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
この国の人の不可解な行動
夕方、ペルピニヤンに到着。宿に荷物を置いて、プレスルームに向かう。
3km弱の道のりで、途中からは侘しい通りが1.5kmほど続き、歩き飽きたなぁ、と思っていたら、突如クラクションが鳴った。
見ると乗用車に乗った男性2人組が、「俺たちの写真撮ってくれよぉー」と叫んでいる。

ああまたか、と思いつつ、カメラを向けたらすこぶるうれしそうに写真に収まった。
カメラを持ってフランスの町を歩いていると(別にプレスバッジがあろうがなかろうが)、こういうことはよくある。
撮られた後は、メールで送ってくれ、とかいう要求は今まで一切ない。
写真に撮られるのがうれしいだけ。

スノッブなイメージのあるフランス人に限って、たびたび起こるこの奇怪な現象。

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で、今日はこれだけに終わらず。
その次にきた乗用車の女性も、「私たちの写真も撮ってぇ」と、窓越しに合図。
カメラを向けてパチリ。
満足げに走り去る家族。
まあよくわからないけど、とにかくこれで幸せに感じる人がいるということで、不可解なりにこちらも笑顔になる。

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ところで、今日は待ちぼうけ4時間というとんでもないハメになったので、その話なぞ。
朝、モンペリエからツールのスタート地点に移動した。いや、正確には移動しようとした。
キャップダグというその町は、国鉄駅のアグから10km地点。
駅からはバスで行くしかない。

あらかじめ観光所にはメールを打って、「ツールの日はバスの便はキャンセルでしょうか?」と聞いた。
返事がすぐにきて、「バスとツールのルートは異なるので、バスで簡単にキャップダグまでいけますよ」

ところが今日いざ到着すると、駅には「バスの便はツールのために全運休」という貼り紙。
まあ、観光所の言うことを100%は信じていなかったので、仕方なくプランBを採用することに。

幸いなことに、選手たちは10km先でスタートしたあと、国鉄駅脇を通るのがわかっていたので、その場で一行がくるのを待つことにした。

1時間半後にはキャラバン隊がきて、お土産をばらまいていった。
プレスバッチをしている私はお土産は拾わず、ばらまいていた新聞だけもらうことに。
ツーレは純粋な観光客の名目できているので、再び喜び勇んで拾っていた。

写真は本日のツーレ。
ジャンプしている=写真では見えにくいけど、脚が地から浮いている。
これからキャラバングッズをもらうためにいざ出陣。
グッズをもらったあとは、「もう拾うのは飽きた」とか言ってたけど、再びキャラバンの隊列のざわめきを耳にしたら、きっとまた煽られてせっせとグッズ拾いに精を出すのだろう。

今日はツーレ、地元のおじさんと一触即発状態だったそうだ。
同じグッズを2つ欲張って取ったのを見て、ツーレは「ボクにもひとつ分けてよ」と文句を言ったら、「これは子供のためだ」とかなんとか。
「了見が狭いおやじだ」、とぷんぷんしていた。

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さて本日の私はというと、
キャラバンがくるまで1時間半、選手がくるまでさらに1時間半待ち、帰りは駅で列車町1時間。待ちくたびれた。
愛想のいい地元の人とおしゃべりして暇つぶし。

この方、図書館で本を借りるために列車に乗って隣町まで行くそうだ。
この町にも図書館はあるけど、2箇所を使い分けている。
なんと家には何千冊もの本があって、読書が大好きという。

スポーツも大好きで、日本人がツールに出ているのも知ってたし、フレデリック・マニエがケイリンやトラックで活躍したのも知っていた。

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コース脇でも暇つぶし。そばにいたベルギー人をつかまえておしゃべり。
「誰の応援?」と聞くと
(ボーネンではなく)「ジルベール」とのたまう。
ボーネンはフラマン系ベルギー人。彼らはフランス語圏のベルギー人なのでジルベールを応援しているそうだ。

だが、今回のツールにはジルベールは出ていない。
「ジルベール今回出てないよ」
といっても信じない。
仕方ないので出走表を見せて説得する私(おせっかい)。

最終的に納得して、「じゃあモンフォールの応援でいいや」と。
モンフォールもフランス語圏ベルギー人。
彼なら確かに出場している。
それにしても嗚呼ベルギー人、なんていい加減なの?

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選手を待つ間、川辺をぶらつく。

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今朝あとにしたモンペリエの町。

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2009.07.09 Thu | Travel-France| 0 track backs,
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