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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
ヴェネツィアのゲットーにて 2
ゲットーの広場に、Casa Israelitica di Riposoというのがあった。
休息の(ための)イスラエル人の家、そんな感じだろうか。
この界隈では、イスラエル、という文字がやたら目につく。

休息所って集会所みたいなものかな、と思い写真に収めた。
がしかし、帰国後、これまた須賀敦子の本を読みなおしてみると、老人ホームではないかと書かれていた。

「地図のない道」 ”その1 ゲットーの広場”から

『広場の反対側に「イスラエル人の休息の家」と書かれた老人ホームらしい、りっぱな大理石のファサードのある入り口が見えた。人影はないが、ゲットではただひとつといっていい、見るからに手入れのゆきとどいたその建物が、広場の一角をゆったりと占領している。』


ここで、「ゆったりと占領している」、という言葉に注目したい。

この建築物に隣接して、昨日エントリーした例のゲットー独特の長屋がひしめいている。
あのぎゅうぎゅう詰めの家屋との対比で、否が応でも一戸建ての休息の家がゆったりとして見える、、、

そんなことが、何気ない一言に漂っていると思う。


gettoP1540851.jpg


2009.06.15 Mon | Travel-Italy| 0 track backs,
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