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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
フォンダメンタ・ヌオーヴェから船で、「愛してる」の光景
ヴェネチア回想
9時ヴェネチアのマルコポーロ空港に到着。ネット予約していたバス・ヴァポレット1週間乗り放題のチケットを空港の観光所で入手。これでヴェネチアの玄関口・ローマ広場行き市内バスも無料になる。

(空港専用バスはこれでは乗れない。普通の市内バスのみ。でも両者は時間的に変わりない。)

そこから先は、やはりこのフリーパスでヴァポレット(水上バス)に乗船。リアルト橋へ。

ちなみに、バスに乗らず、空港から直接ターミナル専用ヴァポレットでサンマルコ広場に入る手もある。これだと料金2000円弱。チケットは空港で荷物が出るのを待つ間、自動販売機で買えるようだった(バゲージクレームのターンテーブル脇に自販機あり。)

宿にチェックインののち、すぐに向かったのがフォンダメンタ・ヌオーヴェ。この日の目的地ブラーノ島とトルチェッロ島に行くには、この船着き場が起点となる。

最寄駅リアルト橋からヴァポレットでフォンダメンタ・ヌオーヴェまで行くと、相当迂回するので歩いて最短距離を歩くことに。断然こっちのほうが近い。ところがこれが迷う・迷う。というか、運河だらけでこっちの方向に行きたいのに、道がない、そんな状況で、右に左に迂回し続けるともう方向がわからなくなる。

こんな狭い路地があったり

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なんか寂しくなるような魚屋さんがあったり。

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まあ初日なので、なるがままにまかせ、そのうちたどり着いた、フォンダメンタ・ヌオーヴェ。ヴェネチアの裏側といった風情で、だだっぴろいのに人がいない。殺伐、とまではいかないけど、枯れた光景だ。これもヴェネチア?

金網越しに、小さな島が見える。建物でできた島、という感じ。なんだろう?地図で調べるとサン・ミケーレ島とある。島全体が墓地という、あれだ。

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フォンダメンタヌオーヴェの河岸のうらさびしい空気だとか、鬼気迫るお墓の島についての記述をどこで目にしたのだっけ?と帰国後調べてみたら、これまた須賀敦子の本だった。

(出発前、陣内さんの本はしっかり読んでいったものの、須賀敦子の本を読み返すことなく行ったので、現地では本の中の情景と目の前のものがなかなか合致しなかった。)

以下抜粋:
『うらさびれた空気が、海岸沿いの道路にも、家々のたたずまいにも、たちこめている。。。周辺にただよう、人の世にとり残されたようなこのうらぶれた雰囲気は、波止場の真向かいに見える小さな島からやってくる。その小さな島、サン・ミケーレは、ヴェネツィアの墓地の島なのである。 ~ “地図のない道 ザテッレの河岸で”』

『同じ河岸の海をへだてた正面にあるサン・ミケーレ島に行こうとしていた。いっしょに来ない?と誘われたのを、私は断った。死者がやすらう街を、元気な友人たちと歩きまわる気になれなかったのと、その朝を逃すと、この旅のあいだにトルチェッロに行く時間は他に確保できないことを知っていたからだ。 ~ “時のかけらたちヴェネツィアの悲しみ”』

船に乗ると、この島が目の前に迫る。こぎれいだけど、果てしなく異様。

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さらに進むと、島を囲む壁に落書きが見えた。こんなところにまで落書きとは・・・

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よく見ると「TI AMO=アイシテル」って。

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2009.06.06 Sat | Travel-Italy| 0 track backs,
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