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日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
小杉放菴と大観@出光美術館
出光興産の創業者 出光佐三氏は、270点にも及ぶ小杉放菴の絵画を所蔵しているそうだ。生前、出光氏と小杉画伯は漢学をとおして親交があったのだとか。

このほど、その膨大なコレクションの中から、9年ぶりに出光美術館で同画家にスポットライトを当てた企画展が開催された。(22日まで)

余り知られていないけれど、実は放菴は大先輩横山大観に洋画的要素のインスピレーションを与えたそうだ。今回の展示はこの事実に着目し、その痕跡をたどる、というもの。構成は放菴の絵画70点、大観15点(題字入りの3点を含む)ほど。(+ 放菴の師匠 五百城文哉の作品が1点)

放菴は出光一族にとって十八番的存在。ゆえに、画家に対する造詣が深く、表面的な通り一遍の企画展(*)とは違い芯のはっきりした、奥深い内容となっている。

(*)例: 数年前に見た人物主題の展覧会。海外の美術館から貸出を受ける際、先方の言いなりになってしまうため、テーマが絞り切れず、苦し紛れに「人物」としてくくったものの、風景もまじっており、ちょっと統一感に欠けていた。学芸員の人も、「無理があるのですが」、、と認めていた)、


展示室1 -放菴の生涯) 所蔵品の中から選り抜かれた放菴の作品群が年代を追って展示。洋画家から出発し、シャバンヌの壁画の影響からやがて日本画に向かうまで、筆致の変化に注目。


展示室2 -大観と放菴、互いへの影響) 先輩大観と放菴が互いにどう鼓舞しあったか、が比較展示で示される。ひとつの巻紙に、大観・放菴を含む4人の画家がつながる風景を描いた共同作品が目新しい。(でも筆致の違いがそれほど出ておらず、言われなければひとりの作家の作品だと思ってしまう。)

洋画の素地がある放菴から、大観が新しい境地を発見するに至る状況があからさまに。「片ぼかし」の技法の誕生は、まさにこの2人の画家の美の追求が作用した結果だったと知らしめる。


展示室3 -響きあう心=絵の背景にせまる) 大観と放菴の同時期の絵を横並びで展示し、素材・構図の共通点をうかがう。さらに大観が題字を手掛けた放菴の絵画帖、といった2人の共同作品も出品。漢学の影響も示しつつ、結びは、麻紙(まし)にこだわった放菴を象徴する作品群。紙に執着し、紙すき職人と切磋琢磨しつつも、そのような執念を外には一切見せず、達観した様子で制作活動を貫いた放菴の気品を味わう。
2009.03.20 Fri | Art| 0 track backs,
ソメイヨシノ開花
”仕事”で午前中出掛けている間に、ツーレはお彼岸で呼ばれて実家に里帰り。
帰りがけには庭のソメイヨシノが咲いていたそうだ。(午前中は咲いていなかったのに)
うちの近所はまだまだだけど。
来週末あたりが見頃かな。予定をしっかりあけておこう。

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2009.03.20 Fri | 国内探索| 0 track backs,
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