日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
カンボジアの優れた遺物が国立博物館にあるワケ:フランスと物々交換したから!
2000年に入って、カンボジア・アンコール・ワット近郊で274 体の仏像が発見された。
発掘の中心となった上智大学元学長・石澤良昭先生の講演会を拝聴したことがある。

フランス極東学院(現所在地はパリ)で研究することを特別に許可され、以来カンボジアの遺跡調査の日本における第一人者となった方。

このフランス極東学院というところは、100年の伝統を誇り、カンボジア研究を一手に牛耳る非常に閉鎖された機関だそう。
この中に入り込めたのは、奇跡に近い。


「フランス極東学院」と聞いて思い当たるフシがあった。
東京国立博物館・東洋館のクメール王朝(アンコール王朝)遺跡のコーナーで、たびたび目にしてきた。
「フランス極東学院」交換品:

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物々交換というのが目を引いて、監視員の方に聞いたこともある:

「日本から交換品としてフランスに贈られたものはなんだったのですか?」と。

答えは:
「わからないのです。なにしろ1944年のこと。日本には先方から来たものがこうして残されていますが、
フランス側では日本から運ばれたものが行方不明なのです。」と。

日本から一体なにが海の向こうに渡ったのだろう?
どのような経緯で?

ここにこうしてあるのが不思議な逸品たち。


よく見ると、確かに台座に書かれた数字の筆跡は日本人でなく明らかに西洋人のもの。
日本に渡る前、フランスでナンバリングされたものに違いない。
(国立博物館内で撮影した写真よりー この場所は一部例外を除き撮影OKとなっている)

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石澤先生いわく、仏像は製作国を表す。
事実発掘されたカンボジアの仏像のご尊顔が、ふと見ると隣に立っている現地人ガイドさんにそっくり、そんなこともあるという。

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蛇の上に座すこちらの表情など、人間的というか
親しみやすいお顔。
装飾品などなく、すっきりとした上半身を見せている。

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アップで見ると、蛇の頭を背負って、雨宿り。
蛇頭が7つ。
同様のスタイルは多種制作されたようだ。

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後ろに回ればこんな格好で蛇が絡まる。
紋様も丁寧に彫られ、このような秀逸な作品の充実ぶりが、かねてより不思議だった。

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手に表情があって、頭が大きめ、クッキリした顔の造作。
柔らかい腰の膨らみ。

おおらかさ・愛嬌があって、安心感を与える。

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こちらは楣(まぐさ=支柱の上に渡された横材)。
美と幸福の神ラクシュニーに2頭の像が水を注ぐ。
像の背中から伸びる花綱を怪魚マカラが呑み込む、そんな構図。

精緻な浮彫の中に潜むファンタジー。

ルーブルでもこういう楣を多数目にした。
同様に細かくすぐれた技巧だった。

ただ、アンコール王朝のそれは、動きがコミカルで、表情が柔らかく、なかなかユーモアのある印象だ。

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2016.10.12 Wed | Travel-Others| 0 track backs,
旅の絵日記 その3
旅の絵日記シリーズ第3弾。

デジカメが余りに便利で、もう色鉛筆をもって旅行することはなくなってしまったけれど、
絵日記を見返してみると、あら不思議。
写真に撮ったものよりも、記憶が鮮明によみがえる。

他人から見たらどおってことないこんな絵でも、うわ、なつかしいなぁ。

スーツケースの上にのっかた茶x黒の靴下の絵。

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この絵を見て、久々に脳裏に舞い戻ってきたある記憶。

あれはパリのプチホテル。
(家族経営の宿なんだけど、メゾネット方式で、
過去泊まったパリの宿の中では、広さ・清潔度・インテリアすべて最高だった。)

一旦チェックアウトした後、荷物を預けて観光に。

戻ってきたら、スーツケースの上に靴下がのっていた、というわけ。

実は前夜寒くて、ベッドに入る時、靴下を履いていた。
眠りに落ちる前にベッドの中で脱いだのだけど、そのまま放置してチェックアウトしたらしい。

ベッドメーキングの折に見つかったらしく、
宿の人がそっとスーツケースの上に置いておいてくれたのだった。

家族経営の宿ならではだ。
その時の自分の照れた顔や、宿の人の温かい笑顔も一斉に蘇る。


こんな小さい出来事は、本来なら忘却の彼方にいったきりだったはず。
ささやかな思い出を呼び覚ましてくれる絵日記の力。


**
これはブルージュ川下り。

赤いベレー帽のガイドさんの絵で、やはりまた、完全に失念していたシーンが舞い戻ってきた。

数か国語で流暢に話すガイドさんが、すごくお茶目で、
船の中の全員が、一体になって楽しんだあのひととき。

描き込まれた赤のベレー帽がキューとなり、フラッシュバックした。


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街で見かけたモヒカン刈り。あれはドイツ。

ヒールで石畳を歩いて、いや失敗したあの記憶。

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南仏を駆け抜ける列車の中で見た、ツーロンの景色もなつかしい。
ツーロンというと極右の拠点として、なんだか不穏なイメージがあったけれど、
いたっておだやかな南国の風景。

そのとき車内で食べたサンドイッチ。

珈琲は、フィルター付きのもので、お湯が注がれて出てくる。
当時そんなものが車内で買えるのが珍しく、
たかだかコーヒーなのに印象に残った。

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あ、これはエズのビストロのテーブルの絵だ。


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ドイツのライン川下りは、水辺の景色が秀逸な風景画のようだった。

あの時の宿は、無駄に広かった。

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イタリアの列車でホームの上に立っていた伊達男。
一目見て鉛筆をとったのは、あまりにイタリアンだったせい。

オーストリアからイタリアに入った途端の光景で、
いつ、どこからイタリアかは分からなかったけれど、
見えなくても国境は必ず存在する、ここはイタリア、
そう、いたく納得したのだった。

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下手でも全然OK。
書くというひと手間の行為が、その印象をより一層深めていくようだ。


旅の絵日記1
旅の絵日記2
2016.09.08 Thu | Travel-Others| 0 track backs,
「ファーストクラスで世界一周」を お手頃な予算で実現する秘技
友人が注目したこんな記事: 「ファーストクラスで世界一周」を お手頃な予算で実現する秘技を公開

なるほどお得、と思える。
けれど、そもそもファーストクラス自体、常連さんでない限り、余り気持ちのいいものではないと思う。

閉鎖的な空間は親密な空気をつくるけれど、むろんそれは特上のお客と乗務員の間のみ。
誰が”たなぼた”ファーストクラスなのかは歴然で、それ相当の応対となる。
食事は当然余り物で選択余地なし。
もっとも、VIPな常連さんと、まかり間違ってグレードアップで紛れ込んでしまった乗客を
同等に扱う方がおかしい、というもの。

出張で正規のビジネスチケットだったがためにファーストクラスに勝手にアップグレードされた私は
ビジネスのままでよかったとつくづく思った次第。





2015.10.20 Tue | Travel-Others| 0 track backs,
エールフランスのプレミアムエコノミー
ツーレのマイレージは、欧州2往復分溜まっていたものが使わぬまま失効となり、
せめて自分の分はしっかり使おう、と今回の旅行はマイレージで行った。

マイレージを一気に使ってしまうべく、行きはプレミアムエコノミーを使用。
これがなかなかよかった。

2シートが3列で、空間はゆったり。

食事はエコノミーかと思いきや、それより気持ちレベルアップ。

エールフランスはANAに比べて食事は落ちる。
ファーストクラスでも食事はたいしたことはないので、
まあこんなものだろう。

写真 1 (68)


機材は新しく、以前のようにオーディオが故障とかいったことも時折あったが
これも一新。
これはエコノミーも共通ながら、タッチパネル形式で、リモコンはなし。


写真 2 (64)


さらにスリッパ、歯磨きセット、おつまみセットの配布もあった。

ビジネスでなくてもこれで結構満足できてしまうのだった。
2015.07.16 Thu | Travel-Others| 0 track backs,
かくしてできあがったフランスの旅
ということで(Ref.2つ前のエントリー)できた行程はこんな感じだった。


1) パリ16区のカフェクエット(個人の邸宅に泊まるシステム)に滞在する;

パリの個人宅滞在システムは、手数料を支払ってダイヤモンド社経由で予約した。
独身マダムのお宅で、めちゃくちゃフレンドリー。
部屋は独立していて、前払いしていたので、チェックインの時以外はほとんど顔を合せなかったけれど。

翌朝は、目覚めた時はすでにマダムはご出勤。
朝食の用意がしてあり、出発時にはキーを指定場所に返して終わり。
信頼ベースで成り立っている。

パリ滞在中、オランジェリー美術館では子供たちのギャラリートークが開催されていた。


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11)(前々ページのナンバリングに従って、ここでは2でなく11)ヴェルサイユ日帰り旅行

女子4人の学生旅行で行きそびれた(*)プチトリアノンへも足を延ばす。
敷地内ながら宮殿からはやや離れた場所にあり、マリー・アントワネットが百姓遊びをした場所。

(*)宮殿内観光に意外に時間がかかり、激しい空腹感に耐えられず、そこまで行くのは諦め。

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2) ゴッホetcゆかりのオヴェールシュルオワーズへの日帰り旅行;

ゴッホが描いた教会。

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教会前にはゴッホの絵の写真も。

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ゴッホと弟テオのお墓。

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3) 自然派の画家の里バルビゾンへの日帰り旅行;

バルビゾンへと続く林の道をレンタサイクル。

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町中にあるガンヌの宿屋(バルビゾン派美術館)。

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4) ロワール河のシャトーに宿泊;

ここ↓に宿泊。
日本からの予約は滅多なかったのだろう、小切手でデポジットを送れと言われ、困っていたら、
パリ事務所の人が会社名義で予約代行をしてくれた。
なんとかデポジットなし、現地払いでOKに。

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5) 上記の折りの古城めぐり;

手軽に行けるのはアンボワーズ城。
他にも行く予定だったがホテルが快適だったので、早々に切り上げ、宿に戻り、プールや散策をして過ごす。

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6) カルカソンヌ訪問(職場のフランス人曰く「カルカソンヌを見ずにして死ぬな」);

遠くにかすんで見えるのがカルカソンヌ。
城壁の中に入ってしまうより、遠景、高台からの眺めが中世感があっていい。

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7) アルビ訪問(ロートレックに会いに、そしてNHKフランス語講座テキストで見た写真にも惹かれた);

ロートレック美術館があるアルビは、統一感のある街の色がステキ。

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8) 古代ローマ遺跡が残るアルル観光(ゴッホの跳ね橋や描かれた夜のレストランも);


暑いさなか、跳ね橋は遠かった。

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9) 海を真正面に見据えるニースのホテル泊。(バルコニー部屋を社員割引でゲットするという企みも含めて);

この宿には、その数年後も宿泊した。(バルコニー側でない安い部屋に)

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この後にプラス、ヴェネチアへと飛行機で飛んで2泊し帰国した。
2014.10.15 Wed | Travel-Others| 0 track backs,
乗り継ぎの人がみないなくなり
パリで乗り換え。
メインのゲートへ行く人は右、マイナーのゲートは左。
ところが、左に行く人がいない。

見ると、早朝の接続便は私のフライト以外ほとんどメジャーゲート。
仕方なく一人で保安ゲートに向かうと、やはり。
マイナーなほうは国内線など近距離のみなのでまだオープンしないという。

かなりまたされそう。
が、たとえオープンしてゲートに到着したとしても、おそらくほかに人影はないのでは。

となると以前の二の舞になる。
トイレで歯磨き中、男女がトイレのドアのところに立ち、通せんぼされたときのこと。

そのときはたまたま女性3人組の観光客がトイレに来たのでそれと入れ替えに逃げた。
が、男女は少しだけ私の後を追ってきた。

早朝、国内線の人の居ないトイレほど危ないものはない。
待つなら国際線の、人が大勢居る方。

ということで、別のゲートに向かい、いい時間になったら
シャトルバスで指定されたゲートに行くこととした。

元来た場所に戻ったら、既にフロアはもぬけの殻。
一人でメジャーなゲートへとてくてく向かう。
迷路のようなシャルルドゴールの中を。
2014.05.16 Fri | Travel-Others| 0 track backs,
羽田発国際便
羽田国際空港初利用中。
これまでエールフランスは真夜中の便で朝6時着だったので、
それよりひとあし早く4時前にパリに着く成田発の便を使用していた。
が、このほど羽田空港からも早朝到着便が乗り入れ。
初利用となる。

ただひとつ思ったのは、成田のほうがラッシュがましだった。
羽田の場合、私はJR山手線を使用するため、電車の混雑ぶりが・・・
特に品川駅(ため息)

浜松町でモノレールでもよかったけど、時間的に京急の方が早かった。
御崎口行きと羽田行きが同じホームだなんてどきどきしてしまうのだl。

普段、ホームで待っていればどの電車に乗ってもOKという生活ばかりしているもので。

ちなみに、エアフラのゴールドカードはとっくに失効し、
平民になったため、クレジットカードラウンジを使用しているのだが、
これが成田より当然のことながらシャビー。

ドリンク自販機(無料だけど)から。
部屋でなく通路の一角を仕切って簡単に作った感じ。

でもガラス張りでまあいいか、といったところ。
WIFIは2時間まで無料。

そうそう、場所がわかりづらい。

メインの保安所のそばにちょこんと案内板があり、
COACHの脇を入ったところ。
2014.05.15 Thu | Travel-Others| 0 track backs,
穏やかな言葉で伝わる深い悲しみ
カンボジアつながりで、この話。

先日の日経新聞夕刊(「夕刊文化))に
カンボジア大虐殺から奇跡の生還を果たした映画監督リティ・パニュ氏の話が出ていた。

父は家畜と同じものを食すことを拒み餓死。
禁を犯してパニュ少年が魚を持ち帰った丁度その日に、母は衰弱死。
命を落とした人の数は170万人。

彼は今、暗黒のポル・ポト派政権時代に失われ、真の意味で体験できなかった20年間を掘り起こすべく、
映画制作を行っている。

そうした作業を彼はこう評す:

「最初から大きなシャベルでは彫り起こせない。考古学者のようにブラシでコツコツと掘る。
何か見つかっても、すぐに人に見せない。手に取って、いとおしむ。
そしてできるだけ忠実に、真実に近い形で再構成する。それが私の仕事だ。」


慟哭といった露わな感情表現を使わずとも大きく訴えかけるものがある。

穏やかな言葉なのに、(それだからこそ?)、悲惨な時代に生きた人の傷の深さがじわじわと胸に迫って来る。
2014.05.14 Wed | Travel-Others| 0 track backs,
私の好きな場面:「世界ふれあい街歩き」
すれ違うたびに、TVクルーに挨拶をしていく人々、
TVカメラを向けられてワクワクした様子のおじさん、
話しかけられて顔が一気に緩む町の人、、、

そんな人々のふれあいがあるから好き、「世界ふれあい街歩き」。

ニュートラルなカメラで街の様子を撮影したものとは一味違う。

聞けば、5人ほどのクルー・通訳たちが、笑顔をたたえて街を歩き回るから、
行き交う人も、思わず笑顔になるのだとか。

だからこそ引きだせる珠玉の話も多々。


例えばフランスのある町で。

小さい工場のようなところで働く人にカメラを向けたところ、
いつもは黙々と一人で作業をしているに違いない、聴衆を得て嬉々として、
自分が造っている人形の舞台装置の話を始めた。

愛の溢れたお話をその装置と人形を使用しながら再現してみせ、
よぼよぼになったら博物館を開くんだ、と目を輝かせる。

その様子がもう本当に子供みたいで、微笑ましくて。


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確かイタリア・チンクエテッレだったか、
高台に住む女性が、亡くなったご主人をしのぶシーン。

船乗りの旦那さんは、海から帰るとラッパを鳴らしたそう。
その音を聞きつけてベランダから、見つめていたという。

夫を語る時のまろやかな笑顔にジーンときた。

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フランス・ボリーの町で、昔の石造りの家のミニチュアを再現すべく
工具をそろえて、日々せっせとミニチュアを作り続ける元石工のおじさん。

石に魅せられ、趣味の作品群を披露するときの表情が、これまたステキ。


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内にある夢中になっているものを、クルーたちと共有したいという素直な気持ちから出るワクワク感には、
作り物では到底真似できない真摯なものがあって、
心が現れるひとときなんだ。
2014.03.14 Fri | Travel-Others| 0 track backs,
スリにご用心
パリでスリ未遂にあった話を会社の友人にしたところ、
スーパーのレジにふとカメラを載せた途端盗まれた話などを聞いた。

カメラは保険でリカバーできたけれど、メモリーカードごと思い出の写真を喪失。
それが痛かったと。


その他、スリの手口:


観光客に道を尋ねるのは古典的な常套手段です

20年近く前の古い話で恐縮です。ローマで、同じ人物に2回遭遇。知り合いも1回遭遇。
我々は、彼のことをジョージと呼んでいました。根城は、レパブリック広場~バルベ リーニ広場界隈で、夕方から夜にテルミニ駅からホテルに向かう観光客をカモにして いました。レパブリック広場で、カモを探しているのも目撃しました。

自称ビジネスマンで英語で道を尋ねます。ハンサムな顔立ちでジャケットとネクタイ 姿。手持ちの地図で調べて応対すると、御礼に一杯おごるから自分の知っている店へ 行こうと誘われます。連れて行かれる店がぼったくるのです。この手口を聞き及んでいたので、丁重にお断りして難を逃れました。

1回目に会ったときはスイスからきたビジネスマンでジョージ、2回目はカナダからき たビジネスマンで異なる名前。2回目の時に、違う貴殿はジョージで、以前会ったこと があると告げたら、退散しました。ローマの観光エリアで、別の人物にも道を尋ねら れた経験もあります。

泥棒もスリも、相手の善意を利用したりなどトリックを使うのが特長です。そもそも ヨーロッパで、わざわざアジア人に道を尋ねる必然性がありません。地図やガイドブッ ク、カメラ、ブティックの袋を持っていると狙われます。

(Email from セネージさん)


2013.08.06 Tue | Travel-Others| 0 track backs,
旅日記から
近頃の旅では、写真撮影にばかり執着して、絵日記をつけることがなくなった。

以前は色鉛筆、色サインペンを必ず持参して、車窓の風景や身の回りの出来事をのんびりと記録したものなのだが。


むろん写真の方がリアルなわけだけど、下手くそであれ、手書きの絵は描いたときの情景をを呼び覚まし、気持ちがこもる分だけ見返した時に脳裏に浮かぶ記憶がよりハッキリとした輪郭を持つ。

機械的にシャッターを押すのとはやはり違う。


今絵日記を読み返すと、周辺の状況までもまざまざと蘇る。


例えば、イタリアに列車で入ったときのこと。

「失礼な麻薬犬とその連れ(コントローラー)」と書いた。
そう、列車に乗っていたらいきなり検査官がきて、我々のスーツケースを嗅ぐよう麻薬犬に命じるではないか。

くんくん無礼に嗅ぎまわす犬。
鋭い目で我々を監視する検査官。
一言もなく、超感じわるかった。
絵を見た途端、その当時の気持ちになる。

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「それにしてもインターシティのワゴンを引いた車内販売のお兄さんはみな美しい。
買わないと、悪く(申し訳なく)なるほど。」
と書いたのは、確かスイスに入ったあたり。

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イタリアのヴェローナでは参った。
電車がストで、全面ストップ。
足止めを食らい、ニースに入いれなくなった。

電話を探し、テレフォンカードの使い方と奮闘しつつ、ニースの宿にキャンセルの電話を入れたのだった。

右下はストのパレードの様子。
カラフルな色だった。
最初は「あー、なんかお祭りキレイ」そう思って眺めてた。
最初はこれがストの合図だったとは、思いもせず、無邪気に楽しんでいたのだった。

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2013.07.06 Sat | Travel-Others| 0 track backs,
旅の絵日記:カマルグ編
夏に休みが取れず、ヨーロッパをユーレールパスで廻ったあの秋。
カマルグでフラミンゴを見たのはいいが、藪蚊に刺され、翌日片目が大変なことになった。
浮かんだ言葉は、お岩さん。

そのときの絵日記には、朝、鏡を見てがく然とする自分が。

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これがカマルグの野生フラミンゴ。
しかし半端なく彼らは敏感。
ほんの少しでも近づこうものなら、すぐに飛んで逃げてしまう。

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フラミンゴの絵とともに、再びお岩さんになった我が身を嘆く。

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白馬もいたよ。

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ここの藪蚊は半端ない。
超野生児で、あろうことかジーパンの上から噛まれたふくらはぎも
七転八倒の痒さなのだった。

藪蚊の原因はこれ。
一面に広がる湿地帯。
これのせい、これこれ。

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2013.07.05 Fri | Travel-Others| 0 track backs,
ゴールデンウィークのヨーロッパ行航空券・ホテルは、直前でも取れるかどうか・実証
5月のゴールデンウィークは休みが取りやすいけど、ヨーロッパ旅行はチケット手配が大変そう、
まして直前の手配なんて絶対無理、、、そんな先入観念があったのだけど、
実際行動を起こしてみたら、思ったほどではなかった。

2週間前の手配でなんとかなったし、信じられないような法外な価格でもなかった。

ということで、ご参考までに体験談。


~~~

さきほどローマより帰国。

4月にツーレが異動になり、お盆とGWにしか休みが取れないことが判明し、急きょ旅行を決行。
バタバタだった。

GWまっただ中に欧州旅行なんて初めて。
無理だろうと思ったのだが、会社の友人が少し休みをズラしたら、楽勝で取れる上に
金額も安い、と言ってたので、休みをずらすことはできないけれど、とにかく
エアフランスのサイトでチケット予約状況を調べてみたのだった。


----- 航空券予約編

● 15日前にエアフランスのサイトに行き、パリ経由ローマ行往復を予約。座席は・・・空いていた。

● 但し、その前日に見た時は予約可能だったいい時間帯のローマ~パリ便が、わずか半日後には満席になってしまっていた。(仕方なく、乗り継ぎ時間が長めの1本前のローマ~パリ便を慌てて予約)

  10時過ぎ発ローマ~パリ 13:30発パリ~東京の代わりに
  07時過ぎ発ローマ~パリ 13:30発パリ~東京 となった。

そのためパリで4時間待ち時間があり、散財したという始末。ただ、乗り継ぎが1時間半で、バタバタするより、結果的によかった。というのも、いつものターミナル2Eが工事中なのか、全員乗り継ぎ便へはバス移動させられたため、時間がかかり、1時間半の乗継時間では、焦っただろうな、と思ったのだった。


● つまり、直前でも刻々と予約が入るので、行くと決めたら即行動が大切。

● 値段は、少し時期をズラした友人は往復10万円弱だったそう。(GW終了後に帰国)私たちは4月29日から月6日(祝)まで丸々GW期間中だったので、それよりかなり高くなるが、真夏よりは安い感じ。一人エコノミー往復185,000円だった。

● 問題は座席。行きは、2人バラバラの席のみ予約可能、帰りは座席は予約不可と。直前のEチェックインまで待てば取れるかもしれないが、リスクあり。

● 行きは隣り合わせは無理でも、一人置いて後ろという席があったので、とりあえず予約し、前日Eチェックインの時に座席変更。結果、後方の窓際にある2人席(後方の窓際はみ3人席から2人席になる)に予約できた。

● 帰りは欧州滞在中にEチェックインなので、タイミングよく予約できるかわからない。リスクを考え、座席のグレードアップをした。追加一人9000円ちょっと。

● 座席グレードアップは、予約サイトでたまたま見つけたもの。アッパーデッキの予約なら、追加料金で今すぐ可能、と出ていた。アッパーデッキといってもいわゆる昔のビジネスクラスの2F席でなく、1Fと2F の縦並びのエアバスだったため、単に上側という事。中央4人席の端2人分を予約。メリットは足が伸ばせること。非常口の並びの中央席なので、足を伸ばしても前の席に届かない。ある意味プレミアムエコノミーに近いかも。これがたった9000円の追加で予約できるなら、お得というもの。


----- ホテル予約編

さらにホテル。いつも通りBooking.comで予約。

6泊のうち、5泊はローマ市内。1泊は空港そば(朝7:10のパリ行で帰ったため)。
最終日空港そばの宿は、難なく取れた。

問題は市内。Review評価がよく、コスパがいい宿での5泊スルーは無理だった。

よって2つに分けて予約。
Review9とReview9.4にそれぞれ、3泊&2泊宿泊。

前者はペンション、98ユーロ朝食付き。テルミニ駅へのアクセス抜群。
後者は210ユーロ豪華朝食付き、コロッセウムそば。なにからなにまでモダン。
空港ホテルはスイートルームの広さ。89ユーロ。空港送迎付き。朝6時前なら+10ユーロ(3人以下の1グループ当たり)

全く違う種類のホテルを体験したかったので、こういうチョイスになった。
全て満足。ただし、思わぬ難点!?(恋人同士の宿泊客に対する過剰サービス設備付き)があったホテルがひとつ(いずれまた)。


----- 観光編

ボルゲーゼ美術館は予約がないと入れない。しかし旅行を決め飛行機・ホテルを抑えた途端、ウィルス性の病気でダウン。
よって、美術館予約をする気がせず。

出発数日前になんとか行ける目途がたったので予約サイトへいったら、数日前まではまだ空きがあったのに、あっという間に満杯で、空港への移動日の13時―15時までの部しか空きがなく、慌ててそれを購入。

ヴァチカン博物館もしかり。予約がかなり売り切れていたので、これは予約なしだと大変なことになる、と慌てて予約。この予約をしていなかったら、悲惨だっただろう。なにしろ予約なしの列は気が遠くなるほど長かった。(予約専用入り口の方はまったく並ばず入れた。その後いくつか関所はあるけれど。)


というワケで、5月の連休中ぴったりの旅行でも、直前での手配は可能であることが判明。


もっとも、スルーで宿が取れない、飛行機の座席確保がすんなりはいかない、美術館の予約はぎりぎり、といったことがあり、やはり早めに予約していた方が、理想に近い旅行を実現できるのであろうとは思うけれど。
2013.05.06 Mon | Travel-Others| 0 track backs,
カザフスタンのスパゲティ
同僚のカザフスタン出張土産。
なんとこのスパゲティが美味しいと評判なのらしい。
ゆで時間は10-12分。
楽しみだ。

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2012.11.17 Sat | Travel-Others| 0 track backs,
ツーレ、怒りまくる、日本人の足元をみるオランダのホテルに
昨日からオランダ出張のツーレ。
例によって出発の2時間前にパッキング開始。
その間、私はジムへ。
戻ってきたら、ツーレ、興奮冷めやらぬ状態で鼻息が荒かった。

なんとなれば、突然出発間際になって、予約してもいないホテルから予約Confirmationが来たのだとか。
焦って予約した宿に電話をかけたら、丁度そのタイミングで別のメールが後追いできて、「オーバーブッキングのため、別のホテルに予約を変更させてもらいました。アップグレードです」と。

その問題すり替えアップグレード発言が、彼の心情をまた逆なでした模様。
とはいえ、「怒るのは難しい!」と本人も言っていたとおり、普段余り怒るタチじゃないので、彼的には怒ってたつもりでも、電話の向こう側にはちょろいものだったのだろう。
とにかく、たらいまわしにされて終わった模様。

もっとも、私なんて、2人の旅行の手配を毎年やっていて、こんなのはザラ。
日本人=おとなしい、だからキャンセルの対象になるのじゃないか、と勘ぐりたくなるほど、頻発する。
事後にホテル変更されるケース。

フランスでは、予約OKになったあと、ずいぶん経ってから、宿変えさせてもらうと連絡がきた。
ブッキングしてたメルキュールホテルにツールのスタッフがごっそりあとから予約を入れらしく、前から予約してた私たちがはじかれた。

その連絡は有無を言わせずで、ノーといっても、ダメだった。
しかも宿は、格下のキリヤ。
もうがっかりで大抵抗したけどだめ、

むろん値段は安くはなったけど、いやいや向かった。

結果として、余りの抵抗が功を奏したか、
最上階、バスタブ付き、コーヒーメーカー付き、いろんなギブアウェープレゼント付きだった。

へえ、キリヤでこんな隠れ部屋があるのか、と感心したのだった。


さらにツール観戦で訪れる予定のイタリアでも、せっかくよさげなホテルを予約したのに、同時に予約が入ったからと私のほうがサイドラインへ押しやられ。

なんで私なの?とやはり猛烈抵抗。
でもだめ。
聞いたことのないホテルで、HPもだめだめで、もう大ショック。
ところが到着したらHPの写真より数倍素敵なホテルで、さらにスリップストリームとCA(自転車チーム)が一緒だったというオマケ付き。

まあつまり、予約をはじかれたあとは、いつもいい思いはしている。

一回だけニースで、チェックインに早いからと荷物だけ置いてモナコでツールのチームプレゼンを見て、帰ってきたら、部屋がなくなってたことがあった。

このときはツーレが翌日から合流で私一人。
なんでも1部屋雨漏りで急遽修理することになったと。

帰りが遅かったのが仇になった。
代わりの宿はぼろ宿。

悲しいぐらい。
予約した宿と同じ値段なのに、すすけているし、侘しいことこの上なし。
せっかくニースの宿は、コスパ、クリーンさなどを厳選したというのに。

唯一の慰めは、朝食だけは、元の宿に無料で食べに来ていい、というオマケがついたこと。
それと、グラースの香水石鹸のサンプルをくれた。


まあとにかくいろいろあったわけです。
果ては、そもそも独身時代、真夏の20時のロンドンで勝手に宿キャンセルされていて、まったく代わりが見つからず、途方に暮れたこともあった。
(バカンス中の宿の息子の部屋になんとか泊めてもらえたと言う顛末)

だから今回のツーレの騒動なんて、甘ちょろい。

そもそも彼の場合は同じホテルのチェーンで、場所も代わりの宿のほうがいいし、しかも超わかりやすい場所にある。星の数も上。
というのが最初からわかってる。

普段私に予約を任せきり。
まるで他人事のように処していたことが今回の件でよくわかった。
2012.10.09 Tue | Travel-Others| 0 track backs,
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