日常風景 * 写真・文章 Copyright@”Mas Ciclismo Diary”
パリのサン・ロック教会で見られるシャセリオーの壁画

●  サン・ロック教会は、須賀敦子さんの訳書「マンゾーニ家の人々」にも登場


国立西洋美術館で開催中の「シャセリオー」展では、 

”サン・ロック聖堂の洗礼盤礼拝堂壁画<エチオピアの女王宦官に洗礼を施す聖フィリポ>、<インド人に洗礼を施す聖ザビエル>、<二人の天使>の模型” 

が展示されている。 

見つけた時は、あっ、と驚いた。
この教会、行ったことがある、
この壁画、見たことがある!

 

4年前のパリ一人旅。

最終日空港に行くまでに時間があり、手軽に楽しめる場所を見て回ることにした。

滞在7日のうち、最初の6日間は、

6日間のミュージアムパスを買ってルーブルなどに通い詰めたので、
最終日は美術館以外の場所(アーケードや教会)を散策した。

 ルーブルにほど近い場所に、外観がなかなか立派な教会があり、

ちらりと覗いてみた。

 

すると、「この教会で、著名なイタリア人作家アレッサンドロ・マンゾーニが改宗した。
181042日」
という碑が目に飛び込んできた。

 

P1410617.jpg 


これは見どころある教会に違いない、と思い入ることに。

 ちなみに、マンゾーニの「改宗」というのは、
ある意味伝承として語り継がれている話で、

やや比喩的な意味合いのようだ。

 その辺は、須賀敦子さんの訳書「マンゾーニ家の人々」(ナタリア・ギンズブルグ著)に詳しい。

 同書によると概要は:
 181042日、にアレッサンドロ・マンゾーニは女性とともに群衆の中にいたものの、女性を見失い、やがて気分が悪くなる。慌ててサン・ロック教会に入ると、やがて女性は見つかった。言い伝えによると、生まれて初め彼はこの時神に祈ったという。

そして:

 「サン・ロック教会にはマンゾーニの改宗がその時間に、その場所でおこったとする碑がつくられた。」(原文のまま)

(白水ブックス 「マンゾーニ家の人々」 ナタリア・ギンズブルグ著・須賀敦子訳から抜粋)

 

このサン・ロック教会、他にピエール・コルネイユの墓碑もあった。
著名な劇作家はここに眠っているらしい。


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 天井画もステキだし、


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浮彫もドラマチック。

 

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このユダの接吻のユダの挑発的な表情が現代的な印象だったけど、
1805年の作というので、思ったほど新しいものではなかった。

作者はLouis Pierre Deseine

下は部分。


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そしてここで思いがけず見つけたのが、
シャセリオーの壁画。


<エチオピアの女王宦官に洗礼を施す聖フィリポ>


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<インド人に洗礼を施す聖ザビエル>


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そばにはこの壁画の説明パネルもあって便利。
1850-53年の作品だそう。

それまでほかの教会や政府関係の建物の仕事を引き受けている。
解説曰く、「伝統と近代性が溶け合った作品」と。


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ステンドグラスはなかなかデコラティブだった。


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この教会、おすすめです。

見どころたっぷり。


なお、そう簡単にパリには行けないので、

まずはシャセリオー展をどうぞ。

開催要領は以下の通り:


****

シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才 展
場所: 国立西洋美術館
会期: 2017年2月28日(火)~2017年5月28日(日)
開館時間: 午前9時30分~午後5時30分
毎週金曜日:午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
※シャセリオー展は土曜日の夜間開館はありません。
休館日: 月曜日(ただし、3月20日、3月27日、5月1日は開館)、3月21日(火)

公式サイト:http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/


http://ameblo.jp/art-masciclismo/entry-12251867384.html (関連エントリー)

http://ameblo.jp/art-masciclismo/entry-12253496223.html (関連エントリー)

2017.03.03 Fri | Travel-France| 0 track backs,
パリの日本ブーム
外食で餃子を食べようとすると中華料理屋さんで食するのが相場だけれど、
聞くところによると、
水餃子は中国の料理であるものの、
焼き餃子は日本製だそうだ。

でも和食の店で餃子は食べられない・・
そんな議論をしていたところ、ふと思い出したことがある。

数年前、パリで見かけた餃子バー。
ここには確かに、餃子は日本料理として紹介されていた。


下の写真にあるように、店の窓には
la culture Japonaiseと書かれていた。


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日本料理と認識しているところがすごい・・・
と思ったけれど、
もしかしたら日本料理として紹介した方が今風で
集客力がある、といったあざとい思惑が裏にあったのかもしれない?!


今は上記より値上がりしていて、8個で8ユーロ、
12個だと10ユーロ。
まあ、お高い。
味の評判は、Tripadvisorその他を見る限り、それほど悪くはないみたい。




パリにはいまや日本モノがあちこちに氾濫していて、
以前紹介したジュンク堂以外にも、ブックオフを見かけた。

お売りくださいの謳い文句が日本語というのもすごい。


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1ユーロから販売している模様。
日本の場合、底値はそれより低いけど。

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そのほか、パリのそぞろ歩きでは
日本食材専用デリバリー車にも遭遇したし、

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有名どころでは大勝軒。
角の一等地にある。


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パリのお寿司屋さんともなると枚挙にいとまがない、といっても
いいくらい。

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ジャパニーズ・ビストロと英語で書いてあって、
その上にはアメリカン・ドリームの文字。
なんともいえない無国籍ぶり。
外国かぶれ御用達みたいなイメージか。
今ではジャパニーズ・ビストロの文字は消えたみたいだけど。

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以前は日本料理屋さんの和洋折衷ぶりが面白かったけど、
最近純日本風・本格的なところも多くて
日本という名のxx風、みたいなギャップを楽しむことも減った気がする。



2017.02.27 Mon | Travel-France| 0 track backs,
パリ/ノートルダム寺院の見どころ
以前のパリ旅行で、久しぶりにノートルダム寺院を訪れた。

もしかして学生旅行以来?

パリに行っても、シテ島あたりにはほとんど寄り付かなかったので、
恐らく中に入るのは人生2度目。

そこで新しい魅力を再発見。


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ステンドグラスの美しさはさることながら、ひとつひとつの図を綿密に見てみると、
飽きることなく楽しめる。

例えばこれ:


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上部にはアダムとイブ。
リンゴだけでなく、蛇までちゃんとおでまし。
なかなか芸が細かいし、エレガント。
色の組み合わせにも惹かれる。


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その他聖書の場面が多々。
これは、聖母戴冠、などと望遠鏡で探し当てたりしていると、あっという間に時が経つ。


木彫りの連作も、力作だ。

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胸元の聖痕を、確認して、おお、本物のキリストだ!と認識する場面(であろう)。

周囲の野次馬の好奇の眼差しとかも楽しい。

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まだまだ手元にはいろいろ画像があり、
ほんの息抜きのひととき、これらを眺めては、旅の思い出に浸ったり。
今年パリに行く気はしないけど、また是非美術館巡りで訪れたい。

次回は絶対モロー美術館も行かなきゃ。(前回旅立つ直前に修繕で閉鎖のアナウンス)。

.
2016.11.13 Sun | Travel-France| 0 track backs,
シャンブルドットのすすめ
フランスでは、一般家庭の空いた部屋に宿泊できるシステム、シャンブルドットがお勧め。

凝った内装や庭などを誇る家も多い。

たしかに場所が不便なことが多い。
レンタカーで細い田舎の道をえっちら行ったこともある。

かと思えば、都会のどまんなかというケースも。

最初に利用したときは新婚旅行時。
代理店経由で予約をした。
パリの16区、という指定しかしなかったのだが、快適だった。
このときは、夕食はついていなかった。


2度目はツール・ド・フランスの最中に。
便利な場所はすべてホテルが満杯で、苦肉の策だった。

今回、ツールの取材時、シャンブルドットに泊まったという綾野カメラマンのFBを見て、
いろいろと共感することが多かった。

たしかに家庭に泊まるデメリットのひとつに、WIFIが備わっていないことがある点。
でも最近ではネットユーザーが増えたせいか、以前より状況はいいかもしれない。
2007年の旅行で泊まったときは、ご主人のWIFIを使わせてもらった。

このご家族は、パリ在住だったものの、いい家を郊外に見つけ、移り住んだという。
部屋が多いので、人に貸している。

庭の緑が美しかった。

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部屋もゆったり。

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バスタブ付きも嬉しい。

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もう一部屋あって、お客さんは我々だけだったので見せてもらった。
こちらはガラリと感じが変わる。
ともに清潔感抜群。

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リビングは共有スペースとして使える。

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ご主人の帰宅を待っている間、アペリティフが振舞われる。

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なかなかのお酒好きらしい。

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ご主人帰宅で夕食開始。
前菜はハーブのムース。

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その後写真を撮るのはわすれ、しばし堪能。
メインはお肉で、その間ワインが2本開いた。
わたしはほんの少し、ツーレは下戸で辞退。

デザートで我に返って写真撮影再開。

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翌日の朝食はわれわれだけで、適宜食べて下さい、という形式。

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シャンブルドットを経営している人は、たいていおしゃべり好きで感じがいい。
とっつきにくいフランスとは一線を画し、なかなかの”おもてなし”を受けることができる。


シャンブルドットに泊まった2007年の旅日記から:
http://tourdefrance.blog62.fc2.com/blog-entry-92.html
2016.10.18 Tue | Travel-France| 0 track backs,
パリで見つけた中世の家
パリで痛ましい銃撃戦が起こった。

どの辺なのか気になって見てみれば、ヴォージュ広場のそば。
1年半前のパリ旅行でいった場所。

広場の先を数百メートル行けば、事件現場だ。


あの時、久々にマレ区をそぞろ歩きしたくてなんとなく最寄りのメトロ駅で下車してみた。
ヴォージュ広場に辿りつく前に歩いた界隈で、珍しい中世の家を見つけた。

ブルターニュのヴァンヌやレンヌあたりでは目にする古い家だけど
まさかパリの現代的な空気の中忽然と現れるとは。


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この漆喰の土壁、古きよき香り。

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壁の上に、看板が目に入った。

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「14世紀、羊の看板がある家」

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場所はこちら。
名所旧跡の看板には、「中世の家」とある。

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おととしのことだけど、ぽかぽか陽気の中、ぶらり散歩が楽しかった。

今だったら、自由きままにのんびり歩く気分にはなれないかもしれない。
2015.01.09 Fri | Travel-France| 0 track backs,
パリ、行きたい場所
次回パリに行ったら・・
行きたい場所がいくつかある。


例えばここ、パリ最古のカフェ、ル・プロコープ
伝統を感じさせつつも、古びた感じはなく、とってもゴージャス。

オープンは1686年。

数年前テレビ番組で見たところによると、
ナポレオンがツケの代わりに置いて行った帽子が今でもみられるという。
こちらのブログに、その写真)


ただ去年のパリは一人旅だったので断念。
ひとりでふらりと入るのはちょっと躊躇する。
雰囲気にのまれそう、物怖じしそう・・


その他にも:
10月末にオープン予定の LVMHグループの現代アートミュージアム「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」や、
門外不出のフジタの大型絵画があるという、シテ・ド・リュニヴェルシテの大学日本館、
映画「アメリー」の舞台となったカフェ、、、

など、いつも行くような美術館以外にちょっと目先の変わった場所に目を付けている。

昨今のBS番組やネット情報の充実などにより、行きたい場所リストはどんどん長くなっていく。


今のところ、パリ旅行の計画はない。

でも、いつか行きたいなぁ、という心のウェイティングリストがあれば、
それだけでちょっぴり気分が高揚する。
実際に行かずとも、夢だけでもたらされる豊かさもあるようだ。

..
2014.10.10 Fri | Travel-France| 0 track backs,
究極のだまし絵 : 桜新町にベルサイユを見る
町中がだまし絵!
NHK「世界ふれあい街歩き」に出てきたベルサイユの町の風景に驚いた。

至る所にいわゆるトロンプ・ルイユ(だまし絵)が溢れている。
個人の家の窓。
本物の窓とペイントの偽物が混在している。

ベルサイユは3回ほど行ったのに、そういえば住宅街を歩いたことはない。

こんな光景もあった。


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配電盤をそれと分からないように、上から絵を描くことにより別物に仕立てている。
(まだ制作途中だったのでよくわからなかったけど、タンスの引き出しのように見えた。)

景観を随分気にする街なのらしいベルサイユ。
ルイ14世時代から続くある種「クセ」なのだろう。


ふと思い出すのは東京都桜新町。
だまし絵があったわけではないけれど、見た目重視の雰囲気には共通性が見出せる。

電線は地中に埋め込まれ、配電盤にはサザエさんの絵。
(「サザエさんの街 桜新町で見た不思議な光景」)




見苦しいものを見目麗しく装わせるというコンセプト。
桜新町はベルサイユのような街だった・・というわけだ。


こんな風にだまし絵に過剰に反応するのは先日見た展覧会のせいかもしれない。

21時まで開館という夜間開館を利用して
Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「進化するだまし絵」展を見てきた。

通常この時間帯なら空いているはずなのに、
以前同じく夜間中に行ったダヴィンチ展よりはるかに込んでいてびっくり。
いろいろ遊べて去りがたいせいかもしれない。

会場内には主催者が仕掛けたある種のだましまで登場し、洒落た演出に思わずワクワク。
脳内ドーパミンが多量に生成された気がする(?)
2014.09.03 Wed | Travel-France| 0 track backs,
運命的なすれ違い それもダブルで
世の中、運命的な出会いがあるように
運命的なすれ違いがある。

といってもめくるめく大恋愛に至るような出会いの話でなく、
身近なところに散見される、超庶民的レベルの話なのだが。

運命的出会い、それはごく最近の例でいうと 
ボヘミアングラス展の評判を聞いた矢先、スーパーで特別鑑賞イベントの案内を知り、チャンスをつかんだ、あの一件。
(このレベルになると庶民的、というより小市民的な話というべきか。)


かと思えば、地団駄踏むすれ違いも味わった。

キッカケはこれ -


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「パリ印象派の旅」という番組で、似顔絵を描いてもらい満面の笑みを浮かべる要潤さん。
(とはいえ要さんとのすれ違った、とかいう話でもない。)
この番組で、あるすれ違いに気づかされたのだ。
要さんがパリのある写真スタジオを訪れた時、こんな事実が語られた。


「1874年、写真家ナダールのスタジオで「第一回印象派展」が開催された。
場所は、キャプシーヌ通り35番地」。


確かこの道は、去年7月のパリ旅行で行った記憶がある。

お土産を買うために訪れた、フラゴナール香水博物館があった場所ではなかったか。

住所を調べる。
フラゴナール香水博物館は、キャプシーヌ通り39番地
パリの町は奇数と偶数で左右が分かれているから、フラゴナールの2軒先にあったはず。

知っていれば、、
きっと、印象派起源の場所!と感慨に浸ったであろうに。

知らないということの罪深さを実感する。
35番地はそのまま通り過ぎ、写真一枚すらない。

かろうじてボケボケのフラゴナールの写真があるのみ。


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でも話はこれで終わらない。

上記番組をビデオで見た丁度その日、原田マハさんの「ジヴェルニーの食卓/エトワール」を読んでいた。

ご丁寧にその中にも、パリのナダールのスタジオで印象派展が開催されるくだりが出てきた。

帰国した後でどんどん嫌がらせのように(?)入ってくる情報。
いくら今知ったところで、簡単に辿ることはできない。

ほんの隣まで行っていながらそれを愛でることができなかった事実に打ちのめされ、
次回のお楽しみ・・と負け惜しみを発するしかないのだ。


ちなみに似顔絵を描いてもらった要さん、
絵描きの人からは「nice face!」と言われ、集まった多くの観衆たちからは熱い視線を浴びていた。
改めて、美形の判断基準はユニバーサルなのだ、と感心した次第。
(オチはそこか。)

.
2014.09.02 Tue | Travel-France| 0 track backs,
パリのパサージュ 世界街歩き その4
気づかなかった。昨年パリでパサージュ巡りをした時には。

すべての場所かどうかは分からねど、なんと、パサージュの上は住宅になっているのだそう。

だけど、上を見上げてもそれにはなかなか気づかない。
行った時の写真。



世界ふれあい街歩きの映像。
おや、店舗の上にこんなスペース。

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つまり店の屋上部分に、別途家が造られている仕組み。

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下界の人々の営みを俯瞰的に見る存在があったのだ。

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パサージュの天井には、猫も一匹。
上下二つの世界がひっそりと展開している不思議な空間。

門外漢には明かされることのないパリの秘密がここにもひとつ。

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2014.02.19 Wed | Travel-France| 0 track backs,
パリのパサージュ 世界ふれあい街その3 古い絵ハガキに魅せられる人々
旅の途中で目に留まったモノや店が、帰国後TV番組に登場すると、
ああ、なるほどね、と腑に落ちることがある。

今回もまた「世界街歩き~パリ・オペラ編」を見ていて、
納得の発見があった。

去年のパリ。
パサージュ(アーケード)ジョフロワで見つけたこじんまりとした店が気になった。

店頭には、古いポストカードらしきものが並んでいる。

ちょっと見たところ、スターのブロマイドとかではなく、
古色蒼然とした単なる絵ハガキ。

需要があるのだろうか?と不思議だったのだが、番組でなぞが解けた。
以下TV画面から。

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どうやら興味を示すのは、年配層が中心のよう?

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彼らが捜していたものは、これだった。

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我がかつての故郷の風景。

どうやら、ふるさとをなつかしむ人々の心を鷲掴みにしている模様。

絵ハガキを欲しがるのは、観光客だけではないんだ、
古びていても、いや年代ものだからこそ、価値を見出す人がいるんだ、、、

アーケードの片隅にある小さな店のささやかな秘密に触れることができた。

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2014.02.09 Sun | Travel-France| 0 track backs,
パリのパサージュ 世界ふれあい街その2
前回書いたパリのパサージュには、ステッキの専門店もあった。

一階にある売り場を抜けて、二階の上がるとヴィンテージものがずらり。

さすがフランス、と思った1本はこれ。
19世紀だかに、水彩画家が使用していたものだそう。

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中を開くと、なんとパレット。

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博物館みたい。
ただしここは店頭ではなく、上客しか足を踏み入れることのできない場所。

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では、外観から見て行くことにする。

窓越しにオーナーが声をかける。

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一階の店頭を抜けて、狭い階段を登ると、そこには心地よさそうな空間。
気のおけない親友といった風情の紳士 ー 同じくパサージュでホテルを営んでいる ー
がコーヒーを飲んでいた。

密やかな社交の場。
観光客たちには決して門戸が開かれないような。

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そしてこの左手の男性にいざなわれ、やがてTVクルーは彼が経営する
ホテルショパンへと向かうのだった。


そしてそこではまた、新たなパリのパサージュの秘密が明かされるのだった。

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2014.02.07 Fri | Travel-France| 0 track backs,
世界ふれあい街歩きに登場したパリのろう人形館
先日の「世界ふれあい街歩き」再放送が、パリ・オペラ特集だと聞き、
録画しておいた。

どんなパリが出るのかな?予告等を一切見ずにスタートボタンを押してみれば、
パサージュ(アーケード)を中心にまわる趣向なのだった。
これは嬉しい。

去年のパリ旅行では、最終日にパサージュ巡りにいそしんだので、
懐かしい景色も多く、心躍る内容だった。


ホテルのすぐそばにあったパサージュ・ジョフロワも登場。

ここの入り口には蝋人形館があるのだけど、華々しいというよりは
町はずれのサーカス小屋か、かつての浅草の花やしきを彷彿とさせ、
どこか野暮ったさが漂っている。

その時の写真。

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「世界ふれあい・・」に登場したグレヴァン蝋人形館の内部。
丁度パリ市長の人形作成中。
似てる!

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再び旅のアルバムから。

浅草花やしき!という印象をますます強くした。↓

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入口はロンドンのマダムタッソーよりも華々しいのだが。

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かつて東京タワーにも蝋人形館があった。
結局行かぬまま、閉館となってしまった。
2014.02.04 Tue | Travel-France| 0 track backs,
パリ風景
7月のパリ訪問で、Hiramatsuという展覧会の案内を見かけた。

メトロ駅構内、かなり大きなポスターで、
平松という名の画家の展覧会らしいのだが、日本画の個展なのだろうか?
日本で話題になってたっけ?などと疑問だった。

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帰国後、テレビ番組で謎が解けた。

モネの睡蓮の池をフィーチャーした「モネへのオマージュ」という平松礼二氏の展覧会だったよう。

これだ:
http://www.reiji-hiramatsu.com/exhibition/130713.html

なかなか評判だったと番組は伝えていた。


そのパリメトロの壁面は、まるでギャラリーのようで
待ち時間、飽きさせない。

コンコルド駅、ペリエの広告。
アンディ・ウォーホールだ。


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映画のポスターオンパレード、

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歴史的シーンのスクラップ。

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自転車ものということで、思わずパチリ。

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一歩外にでれば、パリ・オペラ座のデコレーションに目を奪われつつ、
ふと、東西の発想の不思議な近似に驚いたりする。

オペラ座上方、屋根の部分が、

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鬼瓦(写真は三渓園)のよう。

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鬼や魔物は、見下ろすかのように頭上に配される。
パリでも、日本でも。
2013.12.10 Tue | Travel-France| 0 track backs,
パリの本屋
日本人観光客でにぎわうパリ・オペラ座界隈は、これまでほとんど縁がなかった。

パリに行ってもいつもほとんどスルーして、移動してしまうので、リヨン駅そばに泊まるのが常。
多少時間があっても、決まりきった美術館に行くのがせいぜい。
田舎好きなので、パリをあちこち探索することもなく。


それが、今年7月の旅行で、初めてオペラ座のそばに宿泊した。

ルーブル美術館三昧が目当てだったので、近い方が便利だったので、
押さえていたパッシー(16区)の宿をキャンセルして、直前に変更したのだった。


パリは初めてではないのに、いちいちいろいろ驚いた。
リヨン付近にばかり滞在していては見えないような今のパリ。


ジュンク堂やブックオフまで進出していた。

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ブックオフにいたっては、3軒目なのだとか。




宿泊する場所で、こうも違うのか。
パリの見え方。
2013.11.20 Wed | Travel-France| 0 track backs,
NHK 世界ふれあい街歩きのコリウール
先日のNHK「世界ふれあい街歩き」は、コリウールとカルカソンヌの特集だった。
双方とも、過去訪れたことのある街。

特にコリウールの場面では街の名物カフェ「トンプリエ」が登場し、心躍った。
フランスのカフェの中でも、とりわけ好きなカフェ。

なにしろアーティスティック。
店の壁は絵画だらけ。


私が行ったのは2001年。でも、現在も、店内の風情は変わっていなかった。

よく見ると、絵画は並べ替えられているようだけど。
たとえば―:


<私の写真>(下記)に写っている左端の白シャツの男の絵と、下段右から3番目の黄色いドレスの女性の絵はー

P7195963_20131112082915e60.jpg


<街歩きの画面>(下記)では、白シャツの絵はお客さんの背後に掛かっており、
黄色いドレスの女性は下段右から2番目。

周囲の絵の配置は変わっているけど、この2枚はほぼそのまま。

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ただ、番組では、重大なポイントが語られていなかった。
画面に写っているこの写真(左中央)については、触れらることなくスルーされてしまった。

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<私の写真>で細部を見てみる。
実はこれ、店主とピカソのツーショットなのだ。

店の人の話だと、ピカソもこの店の常連だったそう。
有名・無名の画家たちがこの場所で一服し、自作の絵画を次々店に託していったからこそ、
これほどまでの一大ギャラリーになったというわけ。

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さらに、このカフェはホテルを併設していて、ホテルの壁にも、絵画が壮観に並んでいる。

その辺のところを、もう少し深く掘り下げてもらいたかったような。


ただその他に置いては、個人的にウキウキして見ることができた。

昔見たこのコーヒーマシン、

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どうやら最新式の物に替わっている。
でも、左に黒板を置く配置などは変わらず、
全体的なレトロな雰囲気は保たれている。

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さらに店の人に、描かれた絵の意味を語らせるなど、
工夫も凝らされていた。

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前回はツールドフランス観戦の際に宿泊しただけなので、たった1泊しかできなかった。
次回はもう少しのんびり滞在したい。

できれば、太陽にもお出まし頂いて。
(あのときは、雨勝ちの寒い7月だった。)


*** コリウールエントリー ***

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2013.11.12 Tue | Travel-France| 0 track backs,
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